さまよう転勤族goma

日常のつぶやき、ときどき絵日記。

20代でまさかの不妊治療開始



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元々PCOS(排卵しにくい体質)でピルを飲んでいたんですが、結婚後子どもがほしくて飲むのを止めても、生理がこず…

 

通常は2ヶ月くらいですぐ再開するそう。

 

排卵を促すために薬をもらおうと婦人科に行ったところ、即精液検査しましょう!と言われました。

 

不妊検査は女性の場合かなりあれこれ調べないといけないし、痛いし時間もかかる(最短1ヶ月)ので、まず最初に男性側の検査が大事、とのこと。

 

その結果次第で人工授精か体外受精か顕微授精か、選択肢が最初から変わってしまうので。

1週間後…夫の代わりに検査結果を聞きに行くと、お爺ちゃん先生が気の毒そうな顔で奥から現れた。うっ…これは嫌な予感…

 

「あのね、精液検査の結果ですが、精子数が基準値より大幅に下回ってます。これだと人工受精でも妊娠できる可能性は低いです。顕微授精の対象になります。専門のクリニックへ紹介状を書きますので、そちらへ行ってくださいね」

 

え、顕微授精…?顕微って…あの超本格的なやつ…?

 

WHOの下限基準値は、精子濃度1500万/ml、夫の場合は600万/mlでした。

 

下限基準値は自然妊娠できるとされている最低限のライン。他にも運動率や奇形率など、様々な基準を総合的に見て判断します。

 

 

下限基準値の半分以下の精子数。乏精子症と診断されました。

 

 

な、なんだと…排卵さえなんとかすれば問題解決!のはずだったのに…いきなり顕微授精?それってかなり大事では…?お金もすごくかかるんだよね?

 

頭が真っ白になりました。まず、どうやって夫に伝えればいいんだろう…夫本人は検査にも協力的で、結果にも自信たっぷりだったというのに…これはもう、男のプライドというやつがズタズタになるやつではないか?

やばい、どうしよう、ショックでEDとかになるんじゃ…

 

 

 

検査結果の封筒を握りしめ、夫の帰りを待つ…結局、手渡しは怖くてできず、机の上に放置…夫は帰ってきてすぐに封筒に気づき、真剣な顔で読む…

 

 

「うわぁ~やっぱりダメだったか~役立たずだ、ごめんね」とおどけていたけれど、ショックを受けているのは明らか。ごめんなんて言わないで、謝ることじゃないよ、たまたまそういう体質だっただけだよ、と慰めたけれど、胸が痛む…

 

 

 

 

ところで、このWHOの基準値は年々下げられているそうで。3000万から2000万、1500万へと…

 

それって男性不妊の実態をごまかしていることになるのでは?なんだか腑に落ちない…

 

金額も何十万と平気でかかるし、どこまで治療するかはすぐには決められず…

 

とりあえずくわしい検査をしに行きました。

 

その話はまた後日〜